4. 北極に出かけるねこ ~ねこのおはなし(その4)
4. 北極に出かけるねこ
このおはなしは、ねこのおはなしの前編の最後のおはなしです。
ねこは台風の後、台風のことを聞いたきつねさんの所に行きました。
「きつねさん、雪って何か知ってる?」と聞きました。
「雪は高い山の上とか、北のほうか、すごく南にいっぱいあるんだよ。 きつねさんはね、北極に行きたいんだけどあんまり北には行けないんだ。ねこさんなら白ねこさんだし、すごく毛が生えてるから多分大丈夫だと思うよ。」「ほんと?じゃあ行きたい。」とねこは言いました。
「じゃあロシアぐらいまでは行ける?」「ロシアまでは行けるよ。」ときつねが言いました。
「じゃあ、ロシアまで案内して。」とねこは言いました。「いいよ。」きつねが言いました。「きつねさんのお友達はね、ホッキョクギツネさんなんだ。北極に住んでいるんだ。ねこさんはホッキョクギツネさんに案内してもらいたい?」「うん。」とねこが言いました。
「じゃあ、明日の朝出発するから用意してきてね。」「うん。」
ねこは大急ぎで巣に帰りました。そして準備をしました。
木の枝でそりを作って、食べ物置き場の食べ物を全部そりに乗せました。そして、そりには休憩できるお部屋も作りました。そして子ねこはあんまり歩けないのでそりのお部屋に入れておきました。
次の日の朝早くから、ねこはきつねさんの家に行きました。そして「ねえねえ、準備できた?」とねこが聞きました。「できたから出発するよ。」
まず子ねこをそりに乗せました。いよいよ北極に出発します!
まずシンガポールという所まで船で行かなければなりません。そしてタイまで歩いて行くとお寺がありました。そしてお地蔵様がお祀りしてあったのでお辞儀をしました。そして北西に行って、ねこが昔住んでいたネパールに行くことにしました。どこの山に住んでいたかは、ねこのおはなしの説明を見たら書いてありますから見てみてください。
そして中国、モンゴル、そしてやっとロシアまで着きました。「さあ休憩しようか。」ときつねが言いました。もうロシアまで来ました。「でも北シベリアまで歩いて行かなければなりませんから、近くありませんよ。」ときつねが続けました。
「さあもっと歩こうね。」「いいよ。」ねこは言いましたが、ねこは本当は疲れていたのです。
突然そりの中から「ドン」という音がしました。そりの中に入ってみると食べ物が10個あったはずなのに9個しかなかったので、ねこは困ってしまいました。ねこはきつねさんに今あったことを話しました。
「北極に言ったら食べ物が少なくなっちゃうから、早めに食べ物を探しとかなきゃ。」「そうだね。」と話していると食べ物が落ちていたので、食べ物を拾ってソリに乗せました。
そしてやっと北シベリアに着きました。ねこは嬉しくてたまらないというように、海の岸を次の日の朝まで走りました。 それを見ていたきつねは「ねこさんって、あんなに走るのが速いんだ。」とびっくりしました。
そして次の日、ホッキョクギツネさんが船に乗ってやって来ました。ねこたちは、ホッキョクギツネが乗っている船に乗りました。きつねはねこの船が見えなくなるまで手を振り続けました。
ねこは、そろそろ北極に着きそうです。
そして、北極に着きました。船を降りたところには雪がありませんでしたが、ホッキョクギツネさんが案内してくれた方に行くと、雪がいっぱいありました。ねこは雪を見たのが初めてだったので、ホッキョクギツネさんが教えてくれた雪合戦をいっぱいして楽しみました。
さあもう前編は終わりです。また後編で会いましょうね。
~前編・終わり~
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「4. 北極に出かけるねこ」おわり ~ 後編に続く…
さばゆのかえる 作 (入力:sabayu-papa)